2010年12月22日
Px4 シリンダーバルブ改造
さてさてさて
前回の記事で予告していたので、有言実行しちゃいます。
一応、シリンダーバルブ編とインナーバレル編に分けるつもりですが(時間の都合上)、インナーバレルなんて慣れているひとなら目を閉じていても出来ると思うので(嘘)、シリンダーバルブの改造(というか分解)から記事にさせていただきます。
あ、前回の日記で書き忘れましたが、今回のマルイのホップシステム箱だしだと
最悪なんで
気をつけてくださいね
っていうのも、変にチャンバー奥にホップ調整用の歯車をつけてしまったために、撃つたびにどんどんホップが弱くなっていきます。まぁ、しかしそれで終わっていたらKSCやWEクラスです。このホップ調整用の歯車は向きを変えることによって、
限りなく固定ホップ
になります。その辺の詳細は後ほどインナーバレルの交換編で書きますが、つまりは二つの歯車でホップ調整しているので片方でホップの強さを調整して、片方でロック(本来はこちらを動かして調整)を掛けられるんです。これのおかげで弱ホップ近距離の精度はかなり改善されます。よかったよかった。
さて、前置きはこのくらいにして、さっそくスライド内部をバラしていきます。
まずはスライド後方、実銃同様のファイアリングピンの動きを見せるボルトを外します。実はここ、ネジロックが塗ってあるので少々回すのに勇気がいる硬さですが、レッツトライでございます。
つぎにスライド内部。シリンダーを動かすと見えるこの部分のネジを外して、一応灰色のピストンパーツも取り除いておきます(紛失防止)。
そして、セーフティを通常動くのと逆側に動かします。画像のようにちょっと気持ち悪い感じになればOK(笑)あとは引き抜くだけです。
セーフティーを引き抜けば、スライド内部のブリーチ部分(ピストン)が外れるので外します。ただ、マルイのものはいつもですが少々きつくはまっているので、壊さない程度に力を入れないと外れません。
ブリーチが外れると上部にリターンスプリングがありますので、紛失しないように外しておいて、後はただはまっているだけのシリンダーを外してあげます。シリンダー内にマルイお得意のピストンカップがあるので、これもとっておきましょう。ちなみにスプリングもピストンカップも組み込みする時には向きに注意です。
最後にシリンダー上部の小さいプラスネジを外せば、シリンダーバルブの挙動を制御するバルブストッパーが外せます。こいつまで外してあげれば
シリンダーバルブが取り出せます。
後はリューターで削るなりしてノズルを広げるも良し、型取りしてジュラコンでパーツをつくるも良しです(笑)ただ、絶対に35度で1J越えないように調整してくださいね。ハンドガンはバレル長が短いので、ちょっとやそっとじゃ高圧でもえらい加速はつきませんが、一応ご注意を。
組み込むときは上記の手順を逆再生です。
一応何点か注意するとすれば、まずバルブストッパーとシリンダーのネジ穴の位置が結構合わせずらいことと、上記でも書いたリターンスプリングとピストンカップの向き、あとブリーチ(ピストン)をはめる時にリターンスプリングが外れやすいってことでしょうか。
GBBライフルなどに比べると、パーツが小さかったりはまり方がピーキーなので気をつけて分解調整を行ってください。俺のわかる範囲なら、質問などはいくらでも受付ますので、お気軽にどうぞ♪