2010年09月22日
FPGの精度
今日も早くからFPGの改修しています。
せっかくカッコいいんだし、もうちょっと性能を良くしたいというのがありまして。
そもそも稼動する部分が多く、さらにセミ/フル切り替え可能なためか内部はかなり緩くつくられています。まぁもしかしたらアメリカンクオリティなのかもしれませんが(いや、生産は中国か台湾だっけか 笑)……これだけ細かく動くもののパーツを量産しなければならないなら、致し方ないことなのかもしれませんけどね。
とりあえず一番気になったのはインナーバレルとアウターバレルのガタつき。インナーバレルがアウターバレルの中で結構カタカタ動きます。構造的に上下の動きはないといけないのですが、左右にこんなに動いていたらまともに弾が飛びません。最近のマルイの製品と比べるとちょっと酷い。
そこで、バレル基部に左側0.4mm右側0.2mmのスペーサーをつけます。何故左側の方が厚いかと言うと、後半で行った部分に通じるのですが、フレームのパーツがかなり左に(おそらく0.5mmぐらい)傾いてついていたので、少しでも歪みを軽減させるためです。
次にバレル先端。ロングインナーバレルのためか、バレル先端にはOリングをつけてくれていますが径が甘く(というかアウターバレルの径が大きすぎて)密着性があまりありません。気休め程度にはガタつき軽減してくれていますが、それでもかなり動くため改修の必要があります。
まずバレル下部にスペーサーを入れています。上記したようにインナーバレルは構造上動かないといけません。これはブローバックの作動やスライドストップ時に必要な稼動。ですが、正確には下方向への動きが必要で上方向への動きが必要になることはありません。動きが大きい分この上方向への動きは仕方がない部分なのですが、少しでも改善するよう先端を若干上向きに固定するために使いました。そして、その周りをOリングと一緒にシールテープで1.5巻きくらいします。あまりきつすぎても動作に不具合が起こるので(インナーバレルが抜けなくなりますし)このくらいがちょうど良いみたいです。
この2つでインナーバレルとアウターバレルのガタつきはかなり改善されました。
最後に上記にもありますフレームの傾きの改善。これはもう内部パーツの大きい部分のセンターが出てないとかってレベルなので、個人製作では不可能です。そもそもそこまで精度を求める銃じゃないでしょうし、動作に不具合がなければ問題なかったのでしょうね。一応苦肉の策を弄します。
一番大きく影響のあるシャーシに0.2mmのスペーサーです。シャーシは指で触れば分かるくらいフレームとの接着がずれています。最初はある程度両方削ってパテ盛とも考えましたが、代えのパーツが手に入らない危険を考えてスペーサーで対応しました。インナーバレルの時と併せて0.4mmは傾きを直せているので、この位であれば実動に耐えるレベルになります。
まだ20ヤードオーバーのレーンで試し撃ちをしていませんが、7ヤードくらいなら約1cm集弾性が上がりました。着弾位置自体が1cmくらいセンターに寄ったので、やはりフレームの傾きが集弾性の良さを阻害していそうです。
あとはインナーバレルをPDIさんとかに頼んで、内径6.01mmのものにすればもうちょっと初速も安定していい感じになると思います。ワンオフのネタ銃に近いものだけに、どこまでお金をかけてよいのか悩みますがね(笑)